プロペシア(フィナステリド)の効果と副作用

AGA(エージーエー、男性型脱毛症)治療には、医療機関によって処方された薬(AGA医薬品)による薬物療法と、非医療機関や医療機関による、施術を伴った療法に分類されます。AGA医薬品は、大きく分けて二つ、抗男性ホルモン系のものと、血行促進系のものとに分類されます。抗男性ホルモン系医薬品の代表的なものに「プロペシア(フィナステリド)」があり、血行促進系の医薬品の代表的なものに「ミノキシジル」があります。

実際のところ、プロペシアやミノキシジルなどのAGA医薬品の効き目はどうなのでしょうか。プロペシアは製品名で、フィナステリドは成分の名前です。フィナステリドを成分とした製品がプロペシアということになります。フィナステリドはもともと前立腺肥大の薬として使われていましたが、副作用として毛髪の成長があることが分かり、1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)により男性型脱毛症の治療薬として認可されました。日本では遅れること8年、2005年に厚生労働省に承認され、発売となりました。

気になるプロペシアの効果ですが、国内の臨床試験ではプロペシア1mgを1年間使用することにより58%、2年間で68%、3年間で78%の人に改善効果が認められたということです。またプロペシア1mgを1年間使用することにより40%、2年間で31%、3年間で20%の人に現状維持効果が認められました。単純に改善効果と維持効果を合計すると、プロペシア1mgは98%以上の人に効果があるというふうに考えられます。しかしここで気をつけなければいけないポイントは、改善効果といっても著しく改善が見られた人の割合が頭頂部で6%、前頭部で2%ほどだという点です。つまり、ごく一部の人にはとてもよく効く薬ですが、ほとんどの人には現状維持か、脱毛の進行を止める程度の効果と考えておいた方がいいかもしれません。また、この調査の対象となったのは20才以上50才以下の男性で、脱毛症以外には心身ともに健康な、中軽度までの男性型脱毛症患者だということです。つまり50才以上の方は、このデータと同じ程度の効果を期待するのは難しいかもしれません。

またどんな薬にも言えることですが、プロペシアにも副作用があります。添付文書に記載があるものとして1%以上5%未満に性欲減退、1%未満に勃起不全や射精障害などが報告されています。その他発生率不明の副作用として、睾丸痛、乳房肥大、抑鬱症状、めまい、皮膚のかゆみ、発疹、顔面腫脹などが記載されています。

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